今更聞けない冷え性の話
この季節、冷え性の人には辛い時ですね。
そもそもなぜ手足が冷えるのか知らない人の方が多く、しかもそれを「私冷え性なんです」と放置しています。
放置していると、その冷えがやがて腰や肩まで響いてきてある日突然・・・ギク!!??・・・なんてことも。
冷え性の2大原因!
1.血流不足
血液は全身に栄養を届けてくれたり、体温を保つために非常に大切な役割を担ってくれています。
特に手足末端まで広がる毛細血管は全身の血管の95%を占めると言われています。
この毛細血管が細くなると血液が体の隅々まで行きわたらず、手足が冷え、青白くなります。
この毛細血管が狭くなると冷え性だけの問題ではなくなります。
①傷が治りにくい
②爪が白っぽい、凸凹している、欠けやすくなった
③シミやシワが増えてきた
④風邪を引きやすくなった
⑤抜け毛、白髪の増加
⑥胃もたれや胃腸炎を起こしやすくなった
⑦目や口が乾きやすい
この項目に当てはまるものが多ければ多いほど毛細血管が摩耗しているかもしれません。
毛細血管が若返ることにより、上記項目の改善が期待できます。
2.筋肉の萎縮
筋肉の萎縮は毛細血管との関係性が密にあり、筋肉が硬く萎縮することで毛細血管を圧迫して血流を阻害していると言われているほどです。
筋肉の萎縮の原因は、
①寒いからと言って運動不足になりがち
②夏場にお風呂をシャワーで済ませていた
③夏場にクーラーにガンガン当たる
④ストレス過多
筋肉は体内で熱を発生させます。
筋肉が多いと熱の発生量も多いわけですが、なかなか筋肉量を増やすのは一般の人では難しいです。
冷え性対策!
ではどうすれば冷え性を改善できるでしょうか?
1.血液血管系
①食生活
血液をサラサラにする食べ物はタマネギが有効とされています。
タマネギの有効成分である硫化アリルは水に溶けやすいため、なるべく生で食していただきたいのですが、
苦手な方は今使っているドレッシングをタマネギドレッシングに変えるといいでしょう!
②マメな水分補給
冬場は知らず知らずのうちに水分摂取を怠ってしまう季節です。
そのため血液がドロドロになり毛細血管の末端まで届きにくくなります。
寒い時期は意識して水分を摂取するようにしましょう!
2.筋肉
①筋肉に柔軟性を
今から筋肉量を増やせというのは難しいので、筋肉量はそのままで柔らかくすることが有効です。
筋肉が柔らかくなると毛細血管の通りも良くなり、血液が手足の末端まで届きます。
②温める
基本的に人間は爬虫類のように冬眠はしないので、体を冷やすことは体に害を及ぼします。
体温が低下することで癌細胞ができやすくなったりするので体温をできるだけ下げないようにするのが効果的です。
・湯船に気持ち長く浸かる
・首、手首、足首の首という名前が付いているところはしっかり保温する
・外出時は背中にカイロを貼る
など、自分でできる工夫はいくらでもあります。
冷え性を放っておかず、気にせず生活できるように工夫してみてはいかがでしょうか?