認知症とアロマの関係
近年認知症にはアロマが良いと言われるようになってきました。
アロマは天然由来で副作用が少なく、手軽に生活の中に取り入れることができます。
では実際にアロマは認知症にどのような効果をもたらしてくれるのでしょうか?
認知症のメカニズム
認知症は、「海馬」という記憶を司る脳の部分がダメージを受けるとこれまでは考えられてきましたが、
近年の研究で海馬に直結した「嗅神経」という嗅覚を司る神経が最初にダメージを受けることがわかってきました。
嗅神経のダメージが少しずつ海馬に伝わり、記憶機能を破壊しながら脳全体の機能を低下させていくということがわかってきました。
アメリカではアルツハイマー病を発症した14人中12人が、記憶が障害される前に嗅覚が障害されているという
研究結果が発表されています。
嗅神経はもともと他の脳神経より再生能力が高い特徴があり、嗅神経が正常に戻れば連動する海馬も活性化して認知症は改善していくのではないかということです。
オイルの種類
認知症に効果的とされているオイルは前回の受験生のためのアロマでも登場した、
・ローズマリー
・レモン
・ラベンダー
・オレンジスイート
の4種類がお勧めです。
ブレンドで効果的に
今回はより細かくブレンドをしてみましょう!
ブレンドすることによってより良い効果が期待できます。
①朝
ローズマリー:レモン=2:1
「ローズマリー4滴とレモン2滴」
②夜
ラベンダー:オレンジスイート=2:1
「ラベンダー4滴とオレンジスイート2滴」
この割合が最も効果的だと言われています。
もし足りないと感じる場合はそれぞれ、6滴と3滴に増やしてみてもいいでしょう。
それ以上になると匂いがきつくなりすぎて逆効果の可能性がありますので注意が必要です。
アロマはヨーロッパやアメリカではすでに医療として導入されています。
日本でもだんだんとアロマの認知度もアップしてきて色々な場面で活用の幅が広がっています。
匂いの好みはそれぞれ個人差もありご紹介したアロマが本人に合うとは限りません。
また妊娠中の方や血圧系の異常、てんかんをお持ちの方がご家族におられる場合はその方に適さないものがあるので、ご使用の際は必ず医師にご相談のください。
香りでより快適な生活を楽しみましょう!